【書籍発売中!】「“介護後”うつ~「透明な箱」脱出までの13年間~」

約12年間にわたる母の介護。脳腫瘍が引き起こした認知症、奇行という敵を、母自身と錯覚し、それに対する自責の念から、先が見えない介護トンネルにはまっていく著者。その先には、すべての感情を奪う透明な箱が……それが「介護うつ」だった。母を納得いく形で見送り、これで透明な箱から抜けられる、と思ったのも束の間。終わりの見えない“介護後”うつが、著者の気力を奪い続ける……。

コメンテーターなのに、喋れない。エッセイストなのに文が書けない。
主婦なのに、料理が作れない。人間なのに、笑えない。
庭の木に誘われて、何度もフッとそのまま、“生”を捨てられたらと思うことも……

夫と2人の娘と孫たちに囲まれ仕事も充実、笑いが絶えない今の姿からは想像もつかない、苦しみの日々。ほんの1年前まで、「介護後うつ」の当事者だった著者が、同じ思いを抱えるすべての介護者とその予備軍に勇気と知恵を与える一冊。

「“介護後”うつ~「透明な箱」脱出までの13年間~」 (光文社)

https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334950552